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Vol.3 団員チェコ旅行記
    
(2012,1,15 第五回演奏会 パンフレットより)

プラハの春音楽祭会場のスメタナホール

 今から10年前、2002年5月。幸運なことに、プラハの春音楽祭の
オープニングコンサートのチケットを手配して頂けたので、念願の
チェコ上陸を果たした。私にとっての初ヨーロッパ。もちろん初チェコ!!
 プラハの春音楽祭は、スメタナの命日である5月12日のオープニング
コンサートをかわきりに、6月の上旬まで様々なコンサートやコンクールなどが
行われる国際音楽祭。街全体が音楽に溢れる、チェコで一番の音楽祭。
オープニングコンサートでは、毎年スメタナの「我が祖国」が演奏される。
 ウィーンから列車でプラハ入りした翌日、スメタナとドヴォジャークのお墓に
ごあいさつ。その足でオープニングコンサートの会場となる市民会館を見に
いった。なんて美しい建物。あのムハ(日本ではミュシャといった方が一般的
ですね)も、装飾の一部を手がけているそう。あーーここであの「我が祖国」が
聴けるのねと、ここで既に目頭ウルウル。実はこれまた幸運なことに、
オープニングコンサートの前は市民会館のスメタナホールで行われた
リハーサルを聴くことができた。コンサートチケットだって手に入れるのが困難
なのに、リハまで聴かせて頂けるなんて。またと無い機会。リハーサルと本番の
2度、スメタナホールで「我が祖国」を堪能。時間を忘れるくらい、どっぷりと
チェコの音に浸ることができた。今でも「我が祖国」の1曲目「高い城
(ヴィシェフラート)」の冒頭、ハープが奏でるテーマを聴くだけで感動が
よみがえってくる。
 素晴らしい音楽とくれば、次にチェコで忘れてはならないのがもちろん、
ビール!!ビール大国チェコ!!!年間一人当たりのビール消費量が
世界一ということもあり、昼間っからみんな飲む飲む。私も負けじと
(張り合っているわけじゃないけれど)、とにかく飲む。日本でチェコビールを
飲んで美味しいっと感動したけれど、やっぱチェコで飲むチェコビールが最高。
当時はまだチェコのことをあまり知らなかったので、チェコビールにたくさんの
種類があることも知らなかった。どんなビールを飲んでいたのか、当時の写真を
掘り返してみたら「ピルスナーウルケル」や「スタロプラメン」なんかを飲んで
いたみたい。とにかく感動的な美味しさ。これじゃ、消費量世界一になっても
おかしくないと、自分にも言い聞かせつつ、また飲む飲む。
 そういえば、チェコにはもう一つ私の愛するお酒がある。それは「ベヘロフカ」。
カルロヴィ・ヴァリというプラハからバスで2時間半くらい行ったところにある、
チェコで有数の温泉街で作られている奇跡のお酒。薬草酒なので、日本でいう
養命酒みたいなもの。カルロヴィ・ヴァリには12の温泉の源泉があるのだけれど、
ベヘロフカは「13番目の源泉」と言われている。チェコの温泉は入ることもできる
けれど、「飲む」温泉療法のほうが一般的。それで、ベヘロフカも温泉と同じ
ように扱われているのかも。「胃腸の働きを良くするといわれるベヘロフカを
飲めば、ビールをどんなに飲んでも大丈夫なのさ。」なんて、ビールを
大量消費するチェコ人らしい言い訳だ。
 音楽で感動し、お酒で感動し、とにかく感動しっぱなしの初チェコ旅行だった。
この旅行のおかげで、すっかりチェコの大ファンになり、チェコ語を習って
みたり、チェコの本を読んでみたり、ナズドラヴィ・フィルで演奏したり・・・
少しずつだkれどチェコという国を理解してきた。 先日、チェコ語の先生が
こんな言葉を教えてくれた。

  

日本語で「音楽は民族(国と国)をつなぐ」という意味。
日本でも「音楽に国境はない」というけれど、それと同じ意味。
チェコでも昔からこういう言葉があると教えてもらったが、これを聞いて本当に
音楽をやっていて良かったとつくづく思う。
 実はこの記事を書いているのは12月も暮れる頃。
この記事を書き終わった翌日から、私はチェコへと旅立った。
10年越しのチェコ訪問!!きっと10年前よりも少し内容の濃い
旅となっているだろう。この旅行記は、また機会があれば是非ここで
紹介できればと思う。
 今年もステキな音楽が皆様と共にありますように。
心をこめて 

 文:ひま子



 チェコのお酒たち

 

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